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歴史をめぐる(D)
歴史の道・まちなみ
比叡辻
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比叡辻
下阪本から日吉大社への旧参道である八条通と北国海道がT字型に交わるあたり(下阪本6丁目13−4付近)は比叡辻と呼ばれました。中世には、このあたりは馬借(運送業者)の集住地で、また南側には三津浜の一つ戸津の良港があるなど、かなりのにぎわいをみせた交通の要衝だったのです。比叡辻の角に鎮座する若宮神社は、日吉社外百八社の一つで、祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)と国常立命(くにとこたちのみこと)です。毎年四月の山王祭では、七本柳から出発した船渡御の帰着地にあたっています。
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