雨乞い伝説と民間信仰(鳥居川町)
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雨壺神(国分2丁目)の祠と雨乞いのへそ石の伝説に関連して、水の神の龍神やウカ(食物)の御魂稲荷神を祭祀する民間信仰が深く根づいているのがわかります。この痕跡は国分寺跡の碑の付近に色岡大明神(北大路2丁目16−27付近)、川の分流点に祀られている玉春大明神、鳥居川御霊神社(鳥居川町14−13)の境内社の三ヶ所に小祠があります。これらはいずれも稲荷社の外観をしていますが、三田川の雨乞い伝説にみられるように、祭祀の対象は「ハミ」或いは「ミイ」様と呼ばれる龍神を奉る信仰からきたものと思われます。
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