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伝説・伝承
尼の淵(葛川坊村町)
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尼の淵(葛川坊村町)
その昔、心身の病に冒された京の公家の娘が明王院(葛川坊村町155)に出家をし身を寄せていました。蓮華会の季節が来て、娘は荒行に打ち込むひとりの若い僧、真映に心をひかれます。やがて娘と真映は明王院の僧のはからいにより、幸福な日々を送るようになります。しかし、真映が不意の病で亡くなり、二人の恋は長くは続きませんでした。そして、真映の死に大きな衝撃を受けた娘は、一の滝と二の滝の間の淵に身を投げたということです。今ではその場所はわからなくなっているということです。
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