三井寺金堂の鐘(園城寺町)
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左甚五郎の作と言われる建物に「三井の晩鐘」で名高い由緒ある鐘があります。近江八景の一つとしても知られています。この鐘は1602年に伝説で有名な「弁慶の引摺鐘」を模して造られました。その素晴らしい音色は日本三名鐘の一つにも数えられています。琵琶湖を眼下に見おろす長等山の静かで広大な三井寺(園城寺町)境内にあるこの鐘は、毎夕、暮れ六つの鐘として周辺に時を告げています。また、大晦日には琵琶湖の龍神伝説に由来する除夜の鐘の行事が行われています。森の緑や湖面にしみいるその美しい音色は、長い歴史が育んだ物語や伝説とともに地域の人々に親しまれています。
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