餅九蔵植林記念碑(膳所池ノ内町)
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本姓は加藤氏ですが、餅を好み、数多くの逸話を残したことから餅九蔵と呼ばれています。膳所藩に召し抱えられ山林奉行の配下となりましたが、以後私費によって木下谷に数万株の杉苗を植林しました。杉は成長して用水源を生み出し、又、安政の大地震で破損した膳所城の修理にも使われました。このことから九蔵の功績が後の世に伝えられることとなり藩主により顕彰碑が建てられました。しかし、木札が朽ちたため、明治45年に膳所の有志によって現在の石碑が建てられました。石碑は茶臼山を越えて山手に向かい、御用池を過ぎて相模川に沿って林道を登った右手の岩上にあります。
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