頬焼地蔵(坂本4)
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比叡山中学校の隣にある天台宗妙行院(坂本4丁目5−31)の本尊をこの名で呼んでいます。坂本の賀能という猟師が横川の般若谷地蔵尊に恩返しを受けた話です。猟に出た賀能が般若谷でにわか雨にあい、お堂にはいると地蔵尊がずぶぬれであったので自分の笠をかぶせてあげました。数年後賀能が重い病気になり、帰らぬ人となりましたが、息が途絶えてしばらくして突然蘇生しました。地獄の大釜へ投げ入れられ身体半分を焼かれながら、その時の地蔵尊に助けられて生き返ったのです。般若谷の地蔵を拝むと頬の半分が焼けただれていたと言います。
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