満月寺(浮御堂)(本堅田1)
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堅田の湖中にのびた橋の先に宝形造の仏堂が立つ浮御堂(本堅田1丁目16−18)は、恵心僧都が長徳年間(995〜999)、湖上安全と衆生済度のため、一堂を建て、1000体の阿弥陀仏を安置して千本仏堂と名付けたのに始まると伝えられます。その後長らく荒廃していましたが、江戸時代、京都大徳寺の湘南宗げん(しょうなんしゅうげん)や大岫宗般(だいちゅうそうはん)によって復興され、禅宗に改宗しました。むかしから堅田の落雁として近江八景の一つに数えられているように、老松に調和して静かに立つ浮御堂の姿は風雅です。
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